ゆるーいのがいいね

長い療養休暇から仕事復帰に向かう境遇でのブログです。

普通二種技能試験5回目 後編

ギアを1速に入れ、過去乗った時(試験車両はいつも同じでした)の、ギアにつながるところを確認しながら、ゆっくりアクセルを踏んで出発しました。

これまでも同乗者に、しかも旅客というお客様にショックを与える運転するようではプロのドライバーとは言えないと、自分に言い聞かせながら、慎重にアクセル、クラッチ、ブレーキを操作していきました。

最初の課題である鋭角の場所にきました。

脱輪はもうゴメンとばかりに、左右の路肩を確かめながらゆっくり落ち着いて行き、無事通過出来ました。

次は交差点を右折します。左からくる試験車両が、ゆっくり直進するので、通り過ぎるまで待ち、右折、すぐまた交差点を左折して、次は縦列駐車の課題です。

ところが慎重になり過ぎて、左後ろにバックして車両を収めていくのに、ちょっと入りが浅く、でもいけるだろうとハンドルを真っすぐに戻しました。

慎重になり過ぎているわたしは、ここでやり直しに切り返しを使うと次また失敗したら減点だなと、修正をせずに試験官に終わりましたと告げました。

試験官は車から降りて、ちゃんと指定のポケットに入っているか確認したところ、「入ってないので、やり直してください。」と、修正のチャンスを与えてくれました。

心を落ち着かせて、じわりと前進しながらぐいっとハンドルを左に切って車体を左に寄せ、再びバックでハンドルを戻しながら前が左に入った分を見ながら、車体を真っすぐにします。

ここで、さらに後ろのポールギリギリまで下げて、ポケットから出る時に切り返さなくてもいいように備えました。

修正が終わり、終わりましたと言うと、今度はもう車を降りずに「はい。では路上に行きます。」と。

今日は縦列駐車で失敗に終わり、路上に行けた前回よりダメだったのでもう素質ないのかもと悲しい気分になり、次の予約やなと腹をくくりかけていたのが、ホッとしてなんとか行けると思った途端、口の中がカラカラに乾いているのを感じました。

もう後が無いと思いながら進んでいると、試験官から「左の1番というポールの前に止めてください。」という指示。路上に出る前に止まるとすれば、出入口の手前なのに何故?

やっぱり試験は中止なのか、それとも何か言いたいことがあるのか、10年ほど前に受けた大型一種の試験の時から思い出しても、途中に止まってと言われたことないので、ものすごくドキドキしながら1番のポールに停車すると、試験官は

「ありがとう。ちょっと私トイレに行ってくるから、悪いけど、一旦エンジン止めて車から降りて待っててください。すぐ戻ります。」

オー!そういう事だったのか!

外で待っている時間は、今思うととても貴重な時間でした。

深呼吸して、心を落ち着かせるいいタイミングでした。

戻って来られて、さぁ行くぞ!路上試験。

コース説明を受けた後、すぐに出発しました。

路上に出てからしばらく走っていくと両側1車線ずつの住宅地を走る狭い道に差しかかり、中学生くらいの女子生徒がヘッドホンで音楽を聴きながら、ふらふら歩いていました。

センターラインは黄色の実線だし、はみ出して追い越してはいけないと、徐行して進みました。

住宅街の方から子供たちが飛び出しそうになって、危なかったので、試験官も助手席側にあるクラクション(さすが試験車両ですね)をピピッと鳴らして軽く手を上げたら、子供たちもおじぎして住宅地の中に走っていきました。

 

そうこうしているうちにヘッドホンの女子生徒も道の端に寄ったので、ゆっくり直進して追い越すことが出来ました。

多分減点は無かったと思います。

このやり方は、先般自動車教習所で教わった、「狭い道で人や障害物を追い越す時は、その人が自分の子供や親戚と思ったら、スピード上げて行けるか?」という、一度聞いたら耳から離れられないメッセージに則った(のっとった)ものです。

この気持ちは、実際の道路通行でも忘れず持ち続けたいです。

 

しばらくして最初の課題の、路端停車の指示が出ました。これは難なくいけたと思います。

次に広い幹線道路を走ります。片側3車線ある道路で、しばらくいい感じで走ると、大きな交差点より200メートル手前から渋滞していて、その交差点を右折するので、早くから右の車線を走りました。本当はまだ左の車線をいわゆるキープレフト走行しないといけないと思い、あー、また減点かとがっくりしながら、渋滞の列はゆっくりゆっくり、試験官と二人、いつもなら、混んでますね〜とか言いたくなるけど、ガチの試験中、まったく無言でまるでケンカでもしたのかというくらいの沈黙。聞こえる音といえばエンジンの音と、方向指示器のカッチッカッチッ…というリズムがずっと続きます。

 

やっと交差点を右折し、またも片側3車線の広い道路を走行します。次は三つ目の交差点を右折です。この道こそ、ちゃんとキープレフト走行をと、しっかり左の車線を走行しました。

二つ目の交差点を越えたところで、右折準備に、2車線の進路変更です。1つ目はうまくいきましたが、問題は次です。一番右の車線をわたしの斜め後ろを走るトラックが左に進路変更しようと方向指示器を光らせて左に寄ってきました。

そのすきにわたしは、交差点まであとがないから、やや慌てて右へ進路変更しました。

トラックが左に寄ってくれたおかげで、右側車線に移れて、無事に右折できました。

二つ目の路端停車の課題もうまくできて、コース通りに走ります。

そして、転回の課題に入ります。

左の端に寄って停車し、前後の車の往来が完全に無くなるまで、だいぶ待ちました。

そして、転回(Uターン)。途中エンストしたくらいで、思ったよりきれいに回れました。

ここまで来たら、もしかしてゴールできるかもという期待感が出てきて、失敗してたまるかと一層慎重に、落ち着いて車を走らせました。

最後の課題は、試験場に戻る手前の、路側帯も何もないところでした。普通に止めて、再発進し、なんと試験場に帰ることができました。

よし!あと少し、場内だからちょっとリラックスして行こうとのびのび走らせて発着点に帰り、最後は停車措置です。車を左のポール手前に止めて、サイドブレーキ、ギアをバックもしくはローギアに入れて、エンジン停止。ブレーキペダルから足を離し、シートベルトをはずし、ドアを少しだけ開けて、後方確認のあと、スッと車から降りました。

 

試験官から「はい乗って下さい。」と言われ、再び乗り、アドバイスが始まります。

「ご苦労でした。結論から言いまして、合格です。おめでとうございます!」

やった。「ほんまですか。ありがとうございます!」

アドバイスは、二つ目の3車線道路の進路変更でした。

「コース図は、確かに二つ目と三つ目の交差点の間で進路変更するように線が引いてますが、トラックが左に寄ってきて、だいぶ近づいてきましたね。こちらも何とか右に寄れたけど、ちょっと強引でしたね。

ああいう場合は、もっと手前から右の車線を走っていった方が安全に右折する車線に行けますね。コース図通りにきっちり走ったのはいいけど、円滑な運転というのも大切なことですから、そのへんの判断をきちんとやってください。その他の安全確認は、とても良かったです。ま、ともかくおめでとうございます!後で、講習を受ける案内などしますので、待合ホールで待っていてください。」

 

 

長い道のりが終わりました。合格という響きがこんなに心地良いと思ったのはいつ以来だろう。

年明けに応急救護の講習と、旅客自動車講習を受け、その後に免許証が交付されます。