ゆるーいのがいいね

長い療養休暇から仕事復帰に向かう境遇でのブログです。

甲子園に棲む魔物

 ここまで高校野球に夢中になった年はないと言ってもいいくらい、夢中になって野球観戦しています。同時にプロ野球も、阪神がまずまず強いので、これもまた近年よりよくテレビ観戦の日々です。

 

 9回の最後まで、どうなるか固唾を飲んで見守ることが何度あったか…。今年の夏の大会は、1回戦から優勝候補と呼ばれた学校がまさかの敗退を喫したり、勝ち進むにつれて、その内容がとても濃く、打撃も守備もほぼ互角の学校が増えたように見受けられます。

 たとえば、9回表まで両者同点で、先攻は無得点で裏に入り、フォアボール、振り逃げなどでいつの間にか満塁になり、プレッシャーに圧されてか、まさかのデッドボール押し出しサヨナラホームインで試合終了…。観てる方も辛くなります。

 

 そんな中、今年は地元大阪の、大阪桐蔭高校を応援していました。甲子園大会が始まる前の大阪大会決勝で、強豪大阪桐蔭の相手が、なんと公立の大冠(おおかんむり)高校でした。

 公立でここまでのし上がってくることって、激戦の大阪ではめったになく、決勝に駒を進めるには6戦くらい試合して勝たねばならないので、くじ運とかではないはずです。

 それでも試合開始のときは、桐蔭に何点差まで開けられるだろうと思うのは大冠高校には失礼な話で、打つは打つは、守備も素晴らしく、結局は桐蔭が勝ったものの、10-8と、公立高校にしては2点差まで詰め寄る大健闘だったのです。

 そんないきさつもあって、桐蔭には、大冠高校の分まで絶対優勝して欲しいと、純粋に応援してきました。

 

 それが……今日の第四試合、最後で魔物が口を広げたのでした。それがこの記事です。 ↓  ↓  ↓ 

headlines.yahoo.co.jp

 ご覧になられた方は、ご承知の通りですが、9回裏2アウト2,3塁で次の打者がショートゴロで、1塁手がホームベースを踏んで内野手からの送球をキャッチしてにアウトにしたハズが…、実はわずかに足が離れていて、ジャッジが翻ってセーフとなり、なんと満塁になってしまい、1-1の同点で桐蔭がピンチに陥りました。

 そして、仙台育英の次のバッターが、レフト前ヒットを打ってサヨナラの勝利をもぎ取ったのであります。

 

 わたしも妻も、放心状態でした。こんな事って、こんな事って…。後からインターネットニュースを見ると、1塁手はそれまでに足を負傷しており、思うように足を動かせないでいたらしく、試合終了後、真っ先に病院へ向かったそうです。

 ここまでの接戦、ここまでの極限状態を見ることができる高校野球は、日本人の中でしっかり生きづいていると言うか、ほんの些細なことで勝敗が決まるなんて、まるで人生の縮図を見ているようです。

 よく例えられる『甲子園には魔物が棲んでいる』というこの魔物こそが、長い人生における転機、暗転、または好転へと向かっていくきっかけなのかもしれません。

 

 大阪桐蔭高校の選手とその関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした!